秋が悲しい理由

秋がもの悲しいのはボードレーヌの詩を持ち出すまでもなく万国共通らしい。
それは恐らく終末感によるものだろう。
人類の起源として火を発見するまでの長い間、それこそ太陽は生であり神であった。
逆に夜は死であり恐怖と悪霊の世界と感じていたのだろう。
同じように1年では春が誕生であり冬は死ということだ。
そして全てのものは死と再生を繰り返す。
我々のこの感覚をロマンチックと捉えてはいけないのだろう。
DNAによって与えられた種にとって必要な何かの感覚に違いないのだから。(by H)


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