ふと通りかかった夕暮れの田舎町。
小さな川に沿って街灯の代わりに並ぶ提灯が寂しく連なっている。
沈んだような家並みは物音もなく、川面はさざ波もたてない。
いつものように静かで落ち着いた夜を迎えるのだろう。